「稼げる?」ルート配送ドライバーの給料・年収アップの方法を現役ルート配送員が公開!

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「稼げる?」ルート配送ドライバーの給料・年収アップの方法を現役ルート配送員が公開!

ルート配送ドライバーへの転職を考えているあなたへ。

この記事では、ルート配送業界でのキャリアに興味がある方に、業界の魅力と実情をお伝えします。

ルート配送に転職を考える理由は様々ですが、最も気になるところとしては、人間関係かと思います、、

ぶっちゃけ人間関係は余裕です

トラックに乗ってしまえば基本的に1人作業となりますので気楽に仕事ができるでしょう。

ですが

人間関係において神環境だとしても実際問題、給料が見合ってなかったら本末転倒ですよね。

お金をもらうために働くわけなので正直給料もそれなりに欲しいところ

そのため、転職を考える前に、この業界の実態を理解することが重要です。

記事の内容

  • ルート配送ドライバーの給料
  • 転職前に考慮すべき点
  • 給料アップの方法

この記事を書いた人

このサイトを運営している僕は運送業界歴4年のルート配送員です。今の仕事にたどり着くまでは仕事が続かない社会不適合者でしたが今ではのほほんと仕事が続けれてます。

ルート配送ドライバーってどんな仕事?

ルート配送ドライバーという職業を簡単に言うなら

指定されたルートに沿って、商品や荷物を定期的に配達する人」です。

主な仕事は、食品、医薬品、消費財などの定期配送であり、毎日同じ店舗や施設を訪れ、新しい在庫を補充し、古いものを回収します。

日常の業務としては

  • 荷物の積み込みと確認:出発前に、配送物が正確であることを確認し、トラックに積み込む。
  • ルートと時間管理:事前に決められたルートを運転し、各配送地点での時間を守る。
  • 客先での対応:配送先での荷下ろし、必要に応じての顧客対応。
  • 日報の作成:配送の詳細を記録し、何か問題があった場合は報告する。

ルート配送のメリットとデメリット

まずはメリットから

  • 安定した収入:ルート配送は定期的な仕事のため、比較的安定した収入が見込めます。
  • 自由度:一日の多くを単独で過ごすため、自分のペースで仕事を進めることができます。
  • 経験値:運転技術を覚えてしまえば転職をしたとしてもやることは同じなので(トラックの運転)ステップアップにつながりやすい。

次にデメリット

  • 肉体的な負担:重い荷物を扱うことが多く、体への負担が大きいです。
  • 長時間労働:交通状況により予定よりも長時間労働になることがあります。
  • ストレスの可能性:締め切りと時間厳守が求められるため、ストレスを感じやすい環境です。

ルート配送ドライバーは一日の多くを単独で過ごすため、自分自身で仕事のペースを決め、時間管理を行う自律性が求められます。

この自律性は言い換えるなら「自由度が高い」とも言えます。

やせうま
やせうま

正直、トラックドライバーの仕事は自由度メチャ高いっス。

ルート配送の給料ってなんぼなん?

ルート配送ドライバーの平均年収は約360万円ですが、雇用形態、勤務先、経験、持っている免許の種類(2t/3tの小型トラックや4tの中型トラックなど)によって給与は異なります。

夜勤の場合は給与が高い傾向ですが、勤務条件(集荷の有無、アルバイトかどうか、運搬距離、荷物の量など)によっても変動します。

ただし、ルートや荷物の量は一度決まると基本的に変わらないため、月々や年収の大幅な変動は少ないと考えて良いと思います。

職種2019年平均賃金(円)
運転者平均335,700
けん引運転者383,500
大型運転者356,000
中型運転者282,800

準中型運転者
284,900
普通運転者282,000

ルート配送ドライバーの給与は、使用される車両のサイズが比較的小さい(普通~準中型)ことから、ドライバー全体で見たら給料が低めに設定されています。

少ない残業がこの仕事の利点ではありますが、それが逆に給与の低さに繋がっています。

参考:「2019年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」について

ちなみに僕の給料は

ルート配送ドライバーとして月に約25万円を稼いでいます。これは平均より少し低いですが地方なので充分生活できますし、なんなら貯金もできています。

(僕が乗っているのは準中型トラック、それなりに運転しやすいサイズです。)

地域によっては月25万では厳しいところもあると思うので、その地域の相場は必ず確認してから求人に応募しましょう。

給料の計算方法

ルート配送ドライバーの給料は、基本給、時間外手当、その他の手当てで構成されます。

ここでは、それぞれの給与要素がどのように計算されるかを見ていきます。

1. 基本給

基本給は、ルート配送ドライバーの給料の土台となる部分です。

この給与は月給制や時給制で支払われることが一般的

月給制の場合、一定の月給が保証され、その範囲内での勤務が求められ

時給制の場合、実際に働いた時間に応じて給料が支払われます。

  • 月給制:例えば、固定月給が25万円で、その中で定められた時間(例:月160時間)を勤務。
  • 時給制:実働時間数に応じて給料が計算されます。

2. 時間外手当

時間外手当は、法定労働時間を超えた場合に支払われる手当です。

日本では労働基準法により、法定労働時間(通常は1日8時間または週40時間)を超える労働に対して、割増賃金が支払われることが義務付けられています。

割増率:通常の時間外労働では25%以上、深夜労働(22時から翌5時)では50%以上の割増が必要です。

→計算例:時給1200円のドライバーが月に20時間の時間外を働いた場合、1200円 × 1.25 × 20時間 = 30,000円の時間外手当が加算されます。

3. その他の手当て

その他の手当てには、さまざまな種類があり、これには夜間手当、休日手当、危険物取扱い手当などが含まれます。

これらは特定の条件や状況下での労働に対する追加報酬として設計されています。

  • 夜間手当:夜間に勤務することで追加される手当。夜間労働には通常、基本給に加えてさらに手当が支払われます。
  • 休日手当:休日に勤務した場合に支払われる手当で、通常は平日の給与よりも高率です。
  • :休日に8時間勤務した場合、時給1200円に対して割増率を50%適用し、1200円 × 1.50 × 8時間 = 14,400円が休日手当として支払われます。

これらの計算方法により、ルート配送ドライバーの給料は、単純な基本給以上のものとなり、多くの場合、追加労働による手当が大きな部分を占めます。

給料が仕事内容に見合ってるかどうかを考えるべし

ルート配送業務の特徴としては、安定と言う言葉がしっくりくるかと思います。

  • 給料
  • 労働時間
  • 仕事内容

ルート配送の仕事をするにあたって、上記の項目は基本変動しないものと考えてOKです。

変動しないことをメリットと感じるかデメリットと感じるかはあなた次第。

理由はシンプルでして、「僕が感じたこと」「あなたが感じること」は違ってくるから。

  • 僕:毎日決まった時間に帰れてサイコー
  • あなた:残業がないからその分稼げない

極端に言うと、こんな感じです。

エリアは固定でも毎日行先が違う『宅配便』と違い、ルート配送はエリアも固定で行先も固定。

とにかく安定的なのが一番の特徴です。

運送業界での給料の上げ方

運送業界での給料の上げる方法としては大まかに5つ

  1. 資格取得
  2. 転職
  3. 残業で稼ぐ
  4. 高単価のルートを狙う
  5. 管理職になる

が現実的なところになってくるでしょう。

資格取得によるキャリアアップ

どの仕事においても王道の給料アップの方法ですね。

運送業界においては

  • 中型、大型自動車免許
  • 危険物や牽引

などが一般的です。

中型や大型など、求められる技術が高くなるほど給料も高くなると考えて良いです。

危険物や牽引も同様に、運送業界においても特殊なスキルになるので一般の配送業務よりも給料が高いと言えます。

資格は運送業界で給料をアップさせるための非常に強力なツールです。

転職

転職もまた、給料アップを目指す効果的な選択肢の一つです。

特に運送業界内でのキャリアアップを狙う場合、異なる企業やより大きな企業への移籍は、より良い労働条件や給与の向上を実現するチャンスです。

理想のパターンとしては、資格を取ってより良い条件の会社に転職することです。

求人を見てもらったら分かると思いますが、小型、中型、大型トラックと、トラックが大きくなるにつれて給料も高くなっていますよね?

転職はリスクも伴いますが、適切な準備とタイミングで大きなキャリアアップが期待できる選択肢です。

配送ドライバーの転職の際に気をつけること

  • 会社の規模感: 転職の際、会社がしっかりしているかをチェックすることが大切。不安定なところだと、後々困る。
  • 働きやすい条件か見極めよう: 給料、残業時間や休日、福利厚生など、実際の働きやすさ。
  • 配送ルートやエリアのチェック: 担当する配送エリアがどんなところか事前に確認して、自分に合ってるか考えてみる。
  • 職場の空気: 職場の雰囲気って意外と大事。可能なら実際の職場の見学や、働いている人の声を聞く。
  • 企業の評判チェック: 転職先の評判もリサーチしておこう。いい評価が多ければ、そこは働きやすいかもしれない。

残業で稼ぐ

時間外労働は、ドライバーが収入を増やす最も直接的な方法の一つです。

法定の時間外手当は基本給よりも高い割増率が設定されているため、通常の勤務時間に比べて効率的に収入を増やすことができます。

時間外労働には法的な制限があるので、その規定の範囲内での話になります。

高単価の配送ルートを狙う

配送ルートによっては、特定の業務に特化していたり、配送地域が都市部であったりすることで、通常よりも高い給料が設定されている場合があります。

このような高収入ルートにうまく当たれば、収入増加は充分見込めます。

具体的には、危険物や冷凍品など、特殊な扱いを必要とする商品の配送ルートは、高い報酬が期待できます。

管理職になる

これは時間と労力もかかりますが何より運で決まる可能性が高いと僕は思っています。

  • 実績
  • 意欲
  • 人脈

これらすべてを兼ね備えている必要があるため非常に困難です。

自信がある方や会社から推薦されるような方は目指してもいいかもしれないですね。

やせうま
やせうま

僕は実績、意欲、人脈どれもないので管理職にはなりたくてもなれないっスね

まとめ

  • ルート配送ドライバーの給料
  • 転職前に考慮すべき点
  • 給料アップの方法

について解説してきましたがいかがでした?

重い荷物の持ち運びや、長時間労働など、運送業界にホワイトなイメージを持ってない人も多くいると思いますが

僕個人の意見としては

ルート配送は、精神的に楽な仕事だと思っています。

なぜなら、人間関係で悩むこともなく、毎日家に帰れる仕事だから。

ルート配送ドライバーの平均年収は約360万円と、少し低いですが

精神的に疲れてしまった人や、人とあまり関わりたくない人に対して自信を持ってお勧めできる仕事です。

ですが

どれだけ精神的に楽な仕事だったとしても実際に生きていけるだけの収入がないと意味ないですよね?

  • 給料が仕事内容に見合ってるか?
  • 自分のライフスタイルに合っているか?

は必ず確認してから転職活動をしましょう。

運送業界で給料を上げる方法としては

  • 資格取得
  • 転職
  • 残業で稼ぐ
  • 高単価のルートを狙う
  • 管理職になる

の選択肢があります。

残業や高単価のルートについては、その会社によるので転職の際は必ず聞くように!

運送業やルート配送の詳しい話しについては下記にて解説してます。